イギリスに来てから簡単な資格が取得できる約1年間のコースに通っています。コースも終盤に差し掛かり、筆記テストや実技テストの時期になりました。そして1つ実技テストに合格しました!
テストが終わった後に、先生が私のところまで来て「いい成績だったよ。ハンデがある中でよくやった。今晩はお祝いしてもいいんじゃない?」と言ってくれました。ちょっと嬉しすぎて「OMG! Thank you!」としか言えなかったのが悔やまれるけど、本当に嬉しくて帰り道にちょっと泣きました。
コース自体はめっちゃ簡単だし、ぶっちゃけ誰でも出来ると思います。でも先生もクラスメイトもイギリス人、同じ土俵で成績がつけられる。その中に入ることがすごく不安だったし、初めての授業の前は緊張したのかバス酔いかどっちか分からないけど吐きました。クラスが始まってもクラスメイトが言っていることも先生が言ってることも半分以上が意味不明で、しかも私は器量も良くないので常に落ちこぼれ。私が英語を理解できないから、先生は同じことを2回言わないといけない。クラスメイトはその時間、待たないといけない。私は結構図太い性格だけど、みんなに迷惑をかけることは申し訳なかったし、何回かは先生に本気で注意されたり、語学の問題とかではなくて私の不注意で学校の備品を破壊してしまったりして(これは本当にやばい。でもこの時は何故か怒られなかった)辞めようかな、というかみんなの為にも私は辞めた方がいいかも。と思ったことは何度もありました。でも今思えば、あの時辞めなくて良かった、続けてきて良かったなあと思います。
恥ずかしいけど、今でもクラスメイトの雑談はほとんど分かりません。でも授業の内容や、先生が私に向かって言っていることはほとんど理解できるようになったし、初日の授業は教室に入ることだけでも緊張していたけど、(まあ当たり前だけど)今は何も考えずに教室に入れるようになった。テストでもイギリス人のクラスメイトと大差のない成績を出せるようになった。何回も言うけど、コース自体は本当に簡単だから、誰でもできる内容だと思う。別に学位にもならないし、関連する仕事に就かなければ、たかが趣味。
周りを見渡してみれば、同じ年の夫は世界有数の大学で修士号を取ろうとしていて、私よりも年下でイギリスでバリバリ仕事をしている人も沢山いる。それに比べたら私の挑戦なんて、本当に些細で小さくて、比べるまでもありません。でもどれだけ小さくても私は自分が出来ることを探して挑戦し、小さくても結果を出せた。先生が私を評価してくれた。それは私の中では小さなことではなくて大きなこと。挑戦してみて良かったなあと思います。
何事もやってみないと分からないし、どんなに恥をかいても、まずはやってみること、打席に立つことが大切だなあと思います。おそらく常にダメダメな私を見てクラスメイトは「あの日本人、何してもダメやな、大丈夫かよ」と思っただろうし、いい歳をしてそんな自分でその場所に存在することは辛かった。恥ずかしいな、逃げたいなと思ったことは100回ぐらいありました。でも私は逃げなかった。そこに対してだけは、今日は自分を褒めたいと思います。
打席に立つことが大切とわかってはいても、踏み出せてないことも、挑戦できていないこと、あと一歩の勇気が出ないことは、日々の生活の中で沢山あります。でも色々考えても、ある程度のことは恥をかいてもなんとかなるし、まあなんとかならないことはなんともならない。今回挑戦してみたことで、改めてそう思いました。今回のことを小さな成功体験として、今まだできてないことも挑戦していきたいなあと思います。
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