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ケンブリッジに来て1年。芝生に寝転びながら考えたこと

「イギリスは天気が最悪だよ」と日本でたくさん言われたのでビビっていましたが、とにかく6月-8月の気候は晴れるととにかく最高!日も9時ごろまで明るいのでたくさん遊べました。

物価が高いイギリスでお金をかけずに気軽にできる遊びはズバリ公園!笑 ケンブリッジは芝生がたくさんあるので、芝生で1人で英単語を勉強したり昼寝したり、友達を誘ってピクニックをしたり、とにかく楽しみました。

芝生でボケーとしていると思い出したのが、ケンブリッジに来た時のこと。去年の夏にこちらに来た時は英語にも自信がなくて(恥ずかしながらそれは今もですが)、夫のクラスメイトはみんな本当に私にも優しくしてくれましたが、「みんなはケンブリッジ大学の学生だけど私は違う。一生懸命勉強して一流大学に入学できたのだから、自分と同じぐらい努力をしてきた学生としか話したくないはず。私は場違い。夫に連れてきてもらっただけ」とウジウジ考え、萎縮。

そして本当に友人が1人もいなかったので、公園でピクニックをしている人を(その人たちは全く悪くないのに)恨めしく見ていました。が!そして迎えた今年の夏。私にも私の友達が出来て「ねえなにしているの?お茶しない?」とほぼ毎日誰かしらから連絡が来て、私も「今日暇〜?」と気軽に誘える友人がたくさん出来ました。私はこの1年で大きな成長はしていないけど、でもそれでも自分の居場所ができたことは事実。「私も周りの人を大切にしたし、私は大切にされた」ということは自分の中で大きな自信になりました。

でも私はケンブリッジ大学の修士号や博士号を取ったわけでもなく、多くの友人のように社会でバリバリ活躍して売り上げを上げたわけでもない。子育てや介護もしていない。初めて来た場所で1年後に友人が出来ただけ。文字にしてしまうと悲しいぐらい些細なことです。また目に見える数字じゃないので、誰かに褒められることでもない。そして私だって、もちろんこれ如きで人に褒めて欲しいなんて思っていません。

でも「初めてきた場所で自分の居場所と友人ができた」たったそれだけでも、その事実が自分にとって大きいのなら、他の人がなにも言ってくれなくても、その小さな宝物を自分自身で大切にしないといけないと思うし、そうする価値があるものだとも思うんです。だからどんなに小さいことでも、私は頑張ったと私は思っています。そして「自分の居場所が出来た」「友達が出来た」と思うのは、そう思えたのは私の力ではなくて、私と一緒に時間を過ごしてくれた、目の前の人がいたからこそ。だから私と出会ってくれた人に本当に感謝しているし、その気持ちは言葉にして伝えたいなと思っています。そんなことを芝生の上で思いました。

そして思い返せば1年前に「私と話したい人なんかいないかも」とインスタのストーリーに書いた時に「あなたは魅力的よ!私は今あなたの近くにいないけど、あなたの良さをわかってくれる人が必ずいる。あなたは自分で自分の居場所を作れる」と親友がボイスメッセージをくれました。その言葉にどれだけ励まされたか。彼女のことを私はめちゃくちゃ信じているので「彼女がそういうなら私は大丈夫」と思いました。だから親友にも心からありがとうと思っています。彼女は仕事を辞めて単身北欧へ飛び立ち、はや6年。しかもスウェーデンの国立大学今年から入学します。おめでとう!あなたのことが誇りだし、大好き。離れていてもずっとずっと応援しています。

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