長らく更新していなかったのですが、12月のクリスマス旅行について更新します!クリスマス旅行はオーストリアから始まり、その次にプラハ。プラハから電車で旧東ドイツのドレスデンに向かいました。目的はドレスデンのクリスマスマーケット。
東ドイツの古都「ドレスデン」
ドレスデンとはどういう町かと言うと、ドレスデンは昔から「エルベ川のフィレンツェ」と称されるほどの美しい町でした。しかし第二次世界大戦で大規模な空襲を受け、街の大部分が破壊されました。その後、新しい街並みを作るのではなく、当時の街並みを再現しようと大規模な修復作業がなされ、戦争以前の町並みが復活。なので実際には建物は新しいのですが、一度破壊されたとは思えないほどの美しい町並みが広がっています。今回はドレスデンのクリスマスマーケットが目的でドレスデンを訪れたのですが、ドレスデンは町歩きも楽しくて、本当に行って良かった場所でした。いくつかクリスマスマーケットとは関係なく、行って良かったドレスデンのスポットを上げてみたいと思います!
ドレスデンのALDI
最初から「それは観光地と違うやろ!」とツッコミたくなると思うですが、ALDIが以上に安かったです。なんとドイツの有名チョコレートの「Milka」が0.65€(100円)で売っていました。この価格で「Milka」が買える場所は後にも先にもなかったです。なのでお土産を買うのなら、ここで買ってしまうのがオススメです。
君主の行進
こちらはドレスデン城の外壁100mの壁画。ドレスデンは町の大部分が空襲で破壊されたのですが、この城壁は奇跡的に被害を免れました。城壁はタイルでできていて、その数は23,000枚だそう。写真にも収まりきらない!とっても見応えがあるのでオススメです。※外壁なので無料で鑑賞できます。
フラウエン教会
ドレスデンの旧市街地にあり、君主の行進の城壁からも近いこちらの教会は、第二次世界大戦で崩壊し、45年もの間、瓦礫のまま放置されていました。しかし、ドイツ統一後の1994年に、市民の強い要望、世界中から集まった募金で再建工事が開始され、2005年に再建工事が終了。教会の外側には保管されていた瓦礫がパズルのように当てはめられています。教会に入るとそこは明るい光に満ちていて、柔らかい色合いで統一された空間は、豪華絢爛なのに、なぜか心が落ち着くような、穏やかな時間が流れていました。教会の十字架は第二次世界大戦でドレスデンに空襲を行った敵国のイギリスから和解の証として送られたもの。この教会はドレスデンの平和運動のシンボルにもなっているそうです。※教会の1階部分に入るだけなら入場無料です。
Holy Cross Church
もしもクリスマスマーケットの時期にドレスデンに行くなら、もう一つオススメなのがこちら教会。92mの塔があり、階段なので大変ですが、屋上からはドレスデンの街並み、クリスマスマーケットの時期であれば、クリスマスマーケットのメイン会場が一望できます。屋上に入るには料金が必要ですが学割が効くので学生証をお忘れなく。
風が強くて若干恐怖でしたが、屋上から見る景色は本当に美しかった!友人から「本当にオススメだから必ず行って!」と言われて渋々階段を登ったのですが本当に行って良かった…!クリスマスマーケットの全体が見渡せて、赤い屋根のクリスマスマーケットは本当に可愛くて、装飾やクリスマスツリーがキラキラ輝いていて、本当に夢の国のようでした…!
階段には、長い紙が吊るされていました。なにかのモニュメントかなと思って見てみると、ここ数年の間に移民/難民としてドイツに来よう/来た人が亡くなった記録でした。もちろん難民を受け入れている国も苦労はたくさんあり、ドイツでも賛否両論があると言います。でも自分の国に住めなくなり、故郷から逃げなければいけなくなった人はその人のせいではない。またその途中で亡くなってしまった人が沢山いること、今も現在進行形として、そういう境遇に置かれた人が増え続けていること、本当に心が痛いです。2歳、3歳や0歳で亡くなった子どもの名前もたくさん記されていました。日本だとザ・観光地にこういうことはしないんじゃないかなと思います。でもドレスデンは大空襲の過去があるからか、平和に関する展示が町の至る所にあり、色々なことを考えされました。
以上、ドレスデンの行って良かったスポットでした。ドレスデンは町並みも美しく、クリスマスマーケット以外にも見るべき場所が色々あります。なのでクリスマスマーケットだけでなく、町歩きや歴史に興味がある方にはオススメの場所かなと思いました!今回は時間がなくて行けなかったのですが、中心地から少し離れた場所に戦争記念館もあるそうです。
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