夫氏が学生なので、自然と彼のクラスメイトと仲良くなりました。と言いつつ、夫氏の友達たちが英語カタコトレベルの私と仲良くしてくれていること、本当にみんなが優しいだけだと思うので感謝しないといけない…!こちらで良いなと思うのは、基本的にホームパーティーや飲み会などは、夫婦がいれば「一緒にどう?」と基本的にセットで誘ってくれること。夫婦やカップルは他の人にも紹介することが日本よりもデフォルトのような気がします。
飲み会に行けば、私だけではなくて他のパートナーも参加していることが多いです。いろんな場所で出会ったパートナーの皆さんとは私もよく女子会をしていて、とっても楽しい!でも私の英語力がほぼネイティブの皆さんには追いつかない。勉強せねば…パートナーの皆さんも医者だったりイギリスでもバリバリ仕事をしていて本当にすごい!
友人の婚約祝い!
夫氏の友人の中でも、とりわけ最初から私にも本当によくしてくれたペルー出身の女性がいます。彼女はこの冬に彼氏と婚約し、普段ペルーに住んでいる彼もイギリスに来るとのこと。「これは何としてもお祝いをしたい!」と婚約パーティーを我が家で開くことに!あまり豪華にはできませんでしたが、「婚約おめでとう!」バナーやガス入りの風船も用意してお家を飾り付け!風船とバナーはグラフトンのCard Factoryで購入しました。
私はカレーを作りました!
この日、我が家に来てくれたのは、ペルー、チリ、メキシコ、韓国、タイ出身の友人たち。持ち寄りパーティーにして、私は「日本のカレー」を作りました。韓国、タイにはCoCo壱もあるそうで、「カレーだ!!!」とモリモリ食べてくれ、タイの友人は残りを寮に持って帰ってくれました。しかしカレーを食べたことのない人たちは、得体の知れない茶色のドロドロにしか見えないらしく恐る恐る…笑 「美味しい」とも「まずい」とも特にコメントはなかったです。笑
今回、カレーは、鍋に入れたままのものをテーブルにドン!と置いて置いて自分でよそう形式にしました。好きなだけ食べれて&食べることを無理強いしないので良さそうでした。ちなみに、アメリカ人、インド人、中国人、タイ人とホームパーティーをした時にもカレーを作りましたが、その際は全員「日本のカレーは大好き!日本食レストランで食べたことある!」と大好評で一瞬でなくなりました。「その料理を事前に知っているか、味の想像がつくか」は大切なんだなと思いました。ちなみにチリ人、ペルー人の友人は日本食は寿司しか知らないと言っていました。
ケンブリッジでケーキを買うも、、、
お祝いなのでケーキを用意しないと!と思ったけれど、今までのお誕生日会で食べたカラフルなシュガーケーキ?は軒並み不味かった。なので今回はフルーツケーキにしたいなと思っていました。夫氏をケーキ購入係に任命!買ってきてくれたのはいいけれど、なんかしょぼい。しかもお店では自転車で行ったのに、持ち運び用の袋はないと言われたそう。「どうやって持って帰るねん!」と夫は憤慨してました。これが「THIS IS THE UK」です。
家にあったブルーベリーと葡萄のみじん切りを隙間にトッピング。センスはないのでとにかく盛る!結果まあまあの見た目になりました。
肝心のお味は「日本では買わないけど、イギリス基準で考えたら美味しいのでは?」という感じ。カラフルなシュガーケーキよりは美味しいです。こちらのケーキは、17£(3,100円)でまあまあのサイズだったので、フルーツを上乗せ細工するならありかなあと思いました。(ちなみにピーターハウスの近くで買った黄色のケーキは、見た目は可愛いけど、あんまり美味しくなかったのでおすすめしないです)
持ち寄りパーティーの利点
持ち寄りパーティーにしたので、みんなが自国の料理や酒や買ったものを持ってきてくれました。持ち寄りパーティーは、割り勘しないでいいし、外食より断然安いし、異文化を知れるし、(家の片付けを省けば)とってもいい!あと正直に言うと、どれだけ美味しくても見たことがないものを食べることは、人によっては苦痛な場合もあると思います。その場合、持ち寄りであれば、極論、自分が持ってきたものを食べればいいので、ある意味人に優しいと思います。イギリスに来た当初は「持ち寄りだと負担がかかるかな」とも思っていましたが、忙しい人、料理をしない人は惣菜やお菓子を買って持ってきます。誰も変に無理をしていなくてすごくいいです。私も普段は料理が好きですが、忙しい時はTooGoodToGo で買ったものを持って行ったりもしています。
この日は友人のフィアンセがペルー料理をたくさん持ってきてくれました!ペルー料理は黄色のペッパーを使うことが特徴だそう。驚いたのが全然辛くない!すごくマイルドな味でとっても食べやすかったです。タイの友人が作ってくれたキャベツの春巻きや激辛肉炒めも最高でした。パーティーの中では、「日本では結婚式でケーキ入刀するんだよ(ちなみに私たちはやりたくなかったのでやってない)」と話したら、婚約した2人がケーキ入刀をしてみたり、2人の馴れ初めを聞いたり、とっても楽しかった!初めて会ったフィアンセもとってもいい人!来年に予定しているペルーの結婚式にも必ず招待するよ。と言ってくれたので(飛行機代がめちゃめちゃ高そうですが)必ず行きたいです。
みんなでわいわいと約4時間。本当に楽しい時間でした。パーティーが終わった後には友人からメッセージが来て、「今回、あなたが色々企画して準備してくれたんでしょう。言葉にならないぐらい嬉しかった。私たちは第二の家族よ」と言ってくれました。喜んでもらえて本当に嬉しかった!イギリスに来てすぐから、彼女は会うたびにいつも私の名前も呼んでくれて、話しかけてくれて、私の話を聞いてくれました。
イギリスに来た当初、私は「夫のクラスメイトたちは、優秀で、その上に努力して、大金を払って大学に来ている。私と仲良くすることは、彼らにとっては意味がないだろうし、仲良くなれなかったとしても仕方がない」「私は別で自分の居場所、友人を作れるように頑張ろう」と思っていました。ある意味それは事実だし、夫に頼らず自分で居場所を作ることは大切だと思います。今では私も違う場所でたくさん友人もできたのでそれはそれで良かったです。でも彼女は、若干卑屈になっていた当時の私に「あなたは話そうとする姿勢があるし、とってもフレンドリー。私はあなたと仲良くなりたいし、あなたが言っていることわかるよ。私たちコミュニケーションが取れるじゃない」と言ってくれました。それがどんなに嬉しかったかは言葉では言い表せません。私ももし日本に帰って、日本語が完璧でなくて困っている人がいたら、私も彼女のように人に接したいと思いました。そして彼女が言ってくれたことは私の自信になったし、もっと勉強しようと思った。彼女と出会えたことは、私の人生の中でも宝物です。
人のお祝い会でしたが、私も本当に幸せな気持ちになりました。「人を祝うことはやっぱり楽しいなあ」と再確認しました。そして彼女と知り合えて、人生の節目をお祝いすることが良かったです!
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