St John’s Wood Library

実は趣味は読書です。ど田舎の高校寮生活時代はすることがなさすぎで(勉強もしないで)1日1冊本を読んでいました。海外にいてももちろんKindleで読書は出来るのですが、本でしか味わえない良さ、本屋や図書館で予想外の一冊に出会う楽しみもあると思っていて。なんと「イギリスでも日本の本が読める図書館があるよ!」と聞いたので、今回、St John’s Wood Libraryに行ってみました!St John’s Wood駅から徒歩約2分でアクセスもしやすかったです!
日本人のスタッフさんもいらっしゃいます!
入ってみると至って普通の図書館です。カウンターで「日本の本が読みたくて来たんです」と話してみると、スタッフさんが「日本人の同僚がいるんだよ!」と同僚の方を紹介してくれました。びっくり!日本出身のスタッフさん曰く、St John’s Woodは元々日本人が多い地域で、帰国の際に本を寄付してもらったことから日本の蔵書が増えていったとのこと。日本語の読み聞かせイベントも開催しているとのことでした。


こちらがキッズスペース!キッズスペースには日本語の絵本、また小中学生も楽しめる小説や日本語のハリーポッターもありました。

なんとイギリスで日本の本に囲まれる!?
地下に降りてみるとこれがびっくり!日本の本がいっぱい!!!


湊かなえさん、高校生の頃にめちゃくちゃ読みました。懐かしすぎる!

比較的新しい本もありました!私、ブレイディみかこさんのファンなのでブライトンにいった時は「どこかにいらっしゃらないかなあ」とめちゃくちゃキョロキョロしていました。


レシピ本も。海外だと自炊がマンネリ化しがちなのでこれは嬉しい!私もおつまみの本を借りました。


漫画もあります!君に届け、超懐かしい!!!私、実は少しだけ日本語教師をしていたのですが、その時に海外在住のご家族から聞いたのは「子どもに日本語に触れ続けてほしいけど小説はちょっと難しくて」という話。今の子どもたちはKindleかな?とも思いますが、漫画は日本から持参すると嵩張るので図書館で借りることができるのは良いなあと思いました。もちろん漫画は、私たち大人にとっても現実世界からのプチ逃亡に良いですよね。ワタシモヨミタイ!


今ではなかなか買わくなってしまったのかな?旅行本も。私も大学生の頃は地球の歩き方を手にバックパッカー旅をしたものです。懐かしい!写真にはないのですが、育児本や自己啓発、カウンセリング系の本もありました。かなりのジャンルの本があると思います。

こんな感じで、日本の本がめちゃくちゃあるので、日本にいる気持ちになります。正直に言ってしまえば、この図書館は特別オシャレでも、居心地の良い家具があるわけでもなく、ただの公共の図書館です。でも、この図書館で日本語の本に囲まれているととっても居心地がよく安心しました。落ち着くのは、もちろん言語に安心感があることが大きいと思います。でもそれだけじゃないんじゃないかなとも思いました。
本って重いしかさばるし、(食べられないし)日本からイギリスに持ち込める荷物は無限ではない、でもそれでも「この本を持って海を渡りたい、自分の手元に置いておきたい」と願った、出会うこともないであろう誰かの思いが、本を通じて伝わってくる、だからこの図書館で日本の本に囲まれていると、どこか温かい気持ちになるんじゃないのかなとい思いました。また、多くが寄贈と言えどもちろん全てではないと思います。こんな綺麗な状態で保管、運営されている図書館のスタッフさんのご尽力が本当に素晴らしいです。
こちらの図書館、イギリスでも唯一無二なのかなと思うので、日本の本が恋しくなったら、その人のパワースポットになるんじゃないかなと思いました。私も本をめくりながら「やっぱりKindleは紙に勝たん〜!日本語ラブ〜!」となりました。
おまけ
需要ないかもですが、個人的に大好きな本のリストを書いておきます。私もこれらの本は手元に置いておきたく、日本から遥々イギリスまで持ち込みました!

- 旅をする木:小学生の頃にこの本と出会って、そこから星野道夫さんのエッセイも写真集も読み漁りました。何年経っても価値が変わらないもの、色褪せないものってこういう文章のことを言うのだなと思います。厳しい自然の描写も、愛があって。本当に本当に大好きな本です。(「新しい旅」「春の知らせ」「オオカミ」「海流」「白夜」「トーテムポールを探して」「キスカ」「カリブーのスープ」「エスキモー・オリンピック」「夜間飛行」など、33編を収録)
- 眼差しの地獄:大学の社会政治学のゼミで読んで、生涯忘れられない本です。(日本中を震撼させた連続射殺事件を手がかりに、60~70年代の日本社会の階級構造と、それを支える個人の生の実存的意味を浮き彫りにした名論考を復刊。最近の事件を考える上でも示唆に富む現代社会論必携の書)
- ふがいない僕は空を見た:著者の窪さんの大ファンなので、漥さんの小説は全て読んでます!その中でやっぱりこちらは至高。何回読んだか分からないぐらい読んだし冒頭が激エロ小説ですが何回も友達へプレゼントしました!シンプルに大好きです。(高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが―。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R-18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作)
- 世界の果てのこどもたち:中脇さんが紡ぐ世界にはいつも圧倒される。この本は読みやすいのに、大人が始めた戦争にどれだけ子どもが翻弄されるか、読み終わって本を閉じた時、登場人物の人生を生きた気がして、とんでもないものを読んだ、、、。という圧倒的な余韻に包まれる。この本と出会えて良かったなあと心から思える本。(3人の少女は、戦時中の満州で出会った。3人は、とあることから確かな友情を築き上げる。やがて終戦が訪れ、3人はそれぞれの道を歩み始める。日本、中国で彼女たちはどう生きたのか。そして再び出会うことはあるのだろか。
海外にいると中々日本の本を紙で読むことは難しい部分もありますが、「本読みたい〜!」と恋焦がれた時は、St John’s Wood Libraryに行こうと思います。St John’s Wood Libraryを運営してくださっているみなさん、本当にありがとうございます!
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