【ノルウェー旅行】フィヨルドに囲まれた小さな村、フロム観光〜北欧サウナ・フィヨルドを見ながら整う贅沢な時間〜

2024年11月5日

フロムの村

フロムは、世界最大のソグネフィヨルド沿いにある人口500人ほどの小さな村です。フロム鉄道の発着点でもあり、フィヨルドツアーの船がフロムから出航しているので、特に夏の間は多くの観光客が訪れます。私たちもフィヨルドの観光船に乗るために前泊しました。

でも「観光地！」と言うわけでもなくて、私がフロムを訪れた9月中旬は人もそれほど多くなく、とっても静か。そびえ立つ山々やのんびりと歩く羊、綺麗な小川に心洗われました。川の水がとにかく澄んでいてとっても綺麗でした。夏だったら泳げるのかもしれないです。

フロムは大きな観光の見どころは特にないので、散歩をしたり、時間があればカヤックをしたり自然のアクティビティがいいのかなと思います。私たちは早朝に30分ほどハイキングをして滝を見に行きました。人がいないので遭難したらどうしようと若干心配でしたが問題なかったです。歩道もある程度整備されていたし、普通のスニーカーでも登れました。

フロムにもサウナがあった！

1日目は、7時間半かけて夜行バスで到着したのが夕方だったので「明日のフィヨルドクルーズに備えて早めに寝るか」と思っていたところ、夫が「フロムにもサウナがあるぞ！！」と大興奮。なので急遽夜にサウナに行ってみることにしました。

場所はフロムの港のすぐそばです。小さな村なのでどこからでも行きやすいと思います。事前にこちらのウェブサイトからチケットを購入しました。料金は1.5時間で425NOK(5,900円)。オスロのフローティングサウナより高額ですが、google Mapの口コミが異様に高い！これは行くしかないと「やいっ！」と予約しました。私たちは当日予約でも行けましたが、フロムにはおそらくここしかサウナはないと思います。ハイシーズンは早めの予約が良さそうです。

最高のロケーション！！設備も綺麗！

サウナの場所に行った瞬間、声が出ました。「これはすごすぎる！！！」目の前がフィヨルド！！贅沢すぎます。

サウナの前にお兄さんがいるので、お兄さんに案内してもらい中へ。ここもオスロのサウナと同じく更衣室は男女混合でしたが、一応カーテンで仕切られた区画もありました。

そしてこちらがサウナ！！すごく綺麗。そして木の香りがすごい、、、。

オスロのサウナと同じく自分でロウリュウし放題です。ここに水を注げば、サウナの温度をかなりの高温にもできます。でもシェアサウナなので周りにご配慮を。一度私が水を注ぎすぎてサウナ内の温度がやばい状態になり、他の人を外に避難させてしまいました。

そしてサウナの真ん中に穴が。サウナであったまった後はここからジャポンと水につかることができる仕組みです。なのでサウナが熱くなりすぎても避難は簡単。外にもすぐに出られます。

私たちが一番乗りでしたが、最終的には私たち以外に5人が来られて、合計7人でサウナを楽しみました。3人はフロム在住、あとの2人はポーランドからの観光客でフロムに住んでいるお友達に会いに来られたとのこと。ワイワイ会話を楽しみました。フロム在住の皆さんも、もともとはフロム出身ではなくて、この村の美しさに魅せられて移住したと言っていました。

でも冬は日照時間が短いため、山に反射板を設置して太陽が村にあたるよう工夫をしたり、太陽を浴びることができるベンチは争奪戦、、、。特に冬の生活は楽ではないけれど、ここでの穏やかな生活は何事にも変え難いとのこと。しかも1人は彫刻師で、国の代表として北海道雪まつりに参加した経験あり！日本の話でも盛り上がりました。

フィヨルドを見ながら泳げる！

フローティングサウナなので、体があたたまった後は、迷わず水にジャボン！最初は寒いかなと思いましたが、結構平気！この景色を見ながら泳げるなんて贅沢にも程があります。

私は高校時代、岐阜の川で飛び込みまくっていたので飛び込みが大好き。自己責任ではありますが、階段を上がってこのサウナの屋上？からも飛び込めます。もう最高でありました。

私たちは7時半から9時の予約枠だったので、陽が落ちる前と後のどちらの風景も楽しめました。でも陽が落ちると黒い水に吸い込まれそうで、暗闇の中を泳ぐのはちょっと怖かったです。

今回サウナで一緒だった人たちとは連絡先も交換し、今後、ノルウェー、ポーランド、日本のどこかで再会しようねと約束しました。私は恥ずかしいけど英語が特にペラペラなわけではないのですが、でもこうやって世界中の人とコミュニケーションが取れることって本当に楽しいことであるし、人生で出会うことがなかっだろう人と言語を通して通じ合える経験は尊いものだなあと改めて思いました。