ケンブリッジ大学ピーターハウス
31あるケンブリッジ大学のカレッジの中で、最古のカレッジがピーターハウス。1284年創立のカレッジです。夏の期間はプレセッショナル・コースの宿泊場所になっていたり、他大学のサマースクールの受け入れなどもしています。
私も夫がプレセッショナル・コースを受講していた間は、ピーターハウスに住まわせてもらっていました。ピーターハウスは全てが素敵なのですが、その中でも特筆すべきは食堂。今日はピーターハウスの食堂について書きたいと思います！
ピーターハウスの食堂
ピーターハウス自体が他のカレッジに比べて規模が小さいので、食堂も小さめ。そして薄暗い。初めてピーターハウスの食堂でご飯を食べたとき「こんな薄暗い場所で食事をするの？」と驚きました。ですが、この悪く言えば薄暗い、よく言えば重厚な雰囲気が今となってはたまりません。
でもよく考えると、私が日本の蛍光灯の白くて強い光に慣れすぎていたのかもしれないです。1年イギリスに住むと、この少し暗いぐらいの場所の方が、私も落ち着くようになりました。そういえば、イギリスでは人のお家に遊びに行っても電気がついていないことが多くて驚きました。少しぐらい暗くても自然光で過ごすことが普通のようです。話を戻すとピーターハウスのステンドグラスはとっても豪華。光が入るとステンドグラスが本当に綺麗です。
こちらは食堂の近くのホール。何度かここでパーティーがあり、私も参加をさせてもらいました。どれだけ建物が古くても、中は驚くほど綺麗。新しい建物よりも、修繕や掃除など、維持費に莫大な金額がかかると思いますが、古いものを大切に保存して使い続ける、人々の努力の上で脈々と受け継がれる歴史は本当にすごいなあといつも思います。
ピーターハウスは他のカレッジのような華美な装飾はほとんどなく、ある意味見どころはそんなにないかもしれません。でもこの全てが調和した雰囲気、重厚な歴史は唯一無二だと思います。そして春から夏はお庭のお花もとっても美しいです。ぜひケンブリッジに行かれた際にはピーターハウスにも足を運んでみてください。食堂の扉は普段は開いているのでチラッと中を見ることはできると思います。
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